SAS(睡眠時無呼吸症候群:Sleep Apnea Syndrome)の患者さんに、マスクを介して気道内に陽圧をかけてることで、気道の閉塞を防ぎ無呼吸を取り除きます。

中等~重度の閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に対する治療として、睡眠中の無呼吸や低呼吸を消失させることで、いびき・日中の眠気・血液ガスの改善、高血圧など合併症の改善など、その医学効果が確認されています。

気道が閉塞し、睡眠中のいびきや無呼吸・低呼吸が発生することで睡眠の質を低下させます。

気道が閉塞し、睡眠中のいびきや無呼吸・低呼吸が発生することで睡眠の質を低下させます。

[CPAP装置]

CPAPを実施するまで

01診察・検査

診察・問診・スクリーニング、終夜睡眠ポリグラフィーにより、CPAPの適用を決定。患者さんとご家族にCPAPの必要性と効果について説明します。

02トレーニング

実際に装置・マスクを装着し、患者さんに合った圧力・マスクを決定し、機器の取り扱い、生活指導等をトレーニングします。(タイトレーション)

03機器の設置

患者様の来院・退院の日時、処方等について、当社にご連絡いただき、機器をお届けします。

04月1回の定期的な指導

1ヶ月に1回以上、CPAP装置の使用状況、マスクの装着感、合併症、日常生活状況、血圧と体重などについて、医師の診察を受けます。

保険適用基準

  • 1.無呼吸低呼吸指数(1時間当たりの無呼吸数および低呼吸数をいう)が20以上。
  • 2.日中の傾眠、起床時の頭痛などの自覚症状が強く、日常生活に支障を来している症例。
  • 3.睡眠ポリグラフィー上、頻回の睡眠時無呼吸が原因で、睡眠の分断化、深睡眠が著しく減少又は欠如し、持続陽圧呼阪療法により睡眠ポリグラフィ一上、睡眠の分断が消失、深睡眠が出現し、睡眠段階が正常化する症例。
    ※無呼吸低呼吸指数が40以上である患者さんについては、2の条件を満たせばよい。

(厚生労働省告示・関係通知より引用)